News – TVアニメ『絆のアリル』公式サイト https://kizunanoallele.com セカンドシーズン テレビ東京・テレビ大阪・テレビ名古屋 10月4日(水)より放送スタート!アニマックス 10月14日(土)より放送スタート! Thu, 07 Mar 2024 06:22:30 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9 アリルズプロジェクトの活動に関しまして https://kizunanoallele.com/news/1394/ Thu, 07 Mar 2024 06:16:00 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1394 いつも温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。

TVアニメ「絆のアリル」をきっかけに、2023年2月より活動を開始したアリルズプロジェクトは、バーチャル空間に飛び込み、そこで出会った「もう一人の自分」と一緒に歌やダンス、配信に取り組んでまいりました。

明日3月8日21時からのワンマンライブ「THE ViRTUAL」は私たちアリルズプロジェクトにとって集大成のライブとなります。

このライブを持ちまして、アリルズは、定期的なコンテンツ更新を終了いたします。

3月中は、以下のコンテンツの更新を予定しております。

・BRT5 Music Video「Infinite」
・ソフィア誕生日配信
・配信班ラスト配信
・ミラクライブ振り返り配信
・歌ってみた動画
・Shorts動画

4月以降は、コンテンツ更新の予定はございませんが、YouTubeチャンネルに上がっているコンテンツは残ります。

日々のコンテンツ更新を楽しみにしてくださっている方には急なご連絡となったこと、大変申し訳ございません。

アリルズたちはバーチャル空間で自らの表現の可能性を広げていきました。その姿は、TVアニメ「絆のアリル」に登場する彼女たちそのものだと感じています。

今後、それぞれの道で活躍してくれることをWxL(ウィズリンカー)のみなさんと一緒に応援したいと思います。

改めて、テレビアニメ「絆のアリル」、アリルズプロジェクトを応援していただき、ありがとうございます。アリルズプロジェクトが、アリルズたちの成長とみなさまの楽しい時間に、少しでも貢献できていましたら幸いです。

そして、WxL(ウィズリンカー)のみなさんとアリルズがライブでまた素敵な時間を過ごせることを楽しみにしています。

2024年3月7日
アリルズプロジェクト

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2024年3月8日 Alleles Project XRライブ「THE ViRTUAL」開催決定! https://kizunanoallele.com/news/1141/ Fri, 16 Feb 2024 09:00:00 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1141

「THE ViRTUAL」開催に向けた想い

―「人が想像できることは、人が必ず実現できる。」

TVアニメ「絆のアリル」から始まったYouTubeチャンネル「アリルズプロジェクト」は発足以来、出自も個性も異なる15人が、バーチャル世界に飛び込んでそれぞれの成長を重ねてきました。

幼い頃憧れていた存在を目指し奮闘したPathTLive

自らの中に眠る遥か高い理想を掲げ努力したBRT5

物質的な距離を飛び越えて、心のつながりを求めたVICONIC

現実で強く生きるために、バーチャル空間にみんなのもう一つの居場所を作った3DM8

キズナアイが提示したバーチャルの概念は、技術の進歩と共にアリルズメンバー、そして私たちに新たな可能性をもたらしてくれました。

バーチャルの世界は、アイデア次第でどんなことも実現できます。

ただそれは、アイデアと、それを実現させるための地道な行動の上に成るもの。

舞台に立つメンバーたちの努力、そしてそれを支えるスタッフやクリエイターの技術的な挑戦。

アリルズプロジェクトは、それら全てを掛け合わせて初のワンマンライブである「THE ViRTUAL」に臨み、アリルズプロジェクトにとっての「バーチャル」をここに実現します。

ライブの見どころ紹介

①バーチャル空間における15人同時出演!

本ライブでは、アリルズプロジェクト発足当初より目標として掲げていた「バーチャル空間における15人同時出演」に初めて挑戦いたします!これまでの同時出演における技術的な限界は5人。今回目指す15人同時出演はアリルズプロジェクトにとって非常に大きな挑戦となります。

②バーチャルとリアルの共演!

声優やアーティストとして現実の世界で活躍するメンバーの姿と、バーチャル空間に飛び込んだ先の姿が同時に出現するなど、これまでのライブではなかった演出も用意されており、様々な方にバーチャルの未来を感じて頂ける斬新なライブとなっています!

③一つにつながる巨大ステージ!

各ユニットのステージが一つにつながり、大きなバラの花を形作ります。その広さはおよそ東京ドーム1個分!業界でも類を見ない過去最大のスケールで、XRライブをお届けいたします。

開催概要

開催日時:2024年3月8日(金) 20:00 配信開始 / 21:00 開演

配信プラットフォーム:YouTube

会場:https://youtube.com/live/a3nQg_PWuSE?feature=share

価格:無料

出演者:

<PathTLive>

ミラク ↔︎ 日原あゆみ

クオン ↔︎ 川口莉奈

クリス ↔︎ 小玉ひかり

ノエル ↔︎ 貫井柚佳

リズ  ↔︎ 塙有咲

<BRT5>

ニスカ ↔︎ 松岡侑李

ジェシー↔︎ 蘭笛

エリー ↔︎ 吉木悠佳

サラ  ↔︎ 夏目妃菜

ハル  ↔︎ 矢野妃菜喜

<VICONIC>

ジュア ↔︎ 南雲希美

セア  ↔︎ 月乃

<3DM8>

ヒメナ ↔︎ 荒井瑠里

ゾーイ ↔︎ 古畑奈和

ソフィア↔︎ 北原侑奈

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XRライブ「THE ViRTUAL」開催記念展示イベント 開催決定! https://kizunanoallele.com/news/1142/ Fri, 16 Feb 2024 09:00:00 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1142

「THE ViRTUAL」の開催を記念し、大宮アルシェにてスペシャル展示イベントの開催が決定しました!

「絆のアリル」の軌跡を辿った集大成となる展示を予定しております。複製原画やパネル、その他ここでしか見れない内容盛りだくさんでお届けします。是非お誘い合わせの上お越しください!

開催概要

場所:大宮アルシェ2F特設スペース

入場料:無料

開催期間:2月23日(金・祝)~3月8日(金)

営業時間:10時~21時

※日曜日、祝日の場合は20時30分迄、翌日が祝日の場合は21時迄

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HAPPY NEW YEAR2024!! https://kizunanoallele.com/news/1138/ Mon, 01 Jan 2024 04:15:28 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1138 明けましておめでとうございます!

2024年も絆のアリル をよろしくお願いします!

晴れ着のミラクと龍の着ぐるみ姿のまるまるを皆様にお届け!

イラスト:有永友紀

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アリルズプロジェクト ワンマンライブ開催決定! https://kizunanoallele.com/news/1137/ Wed, 27 Dec 2023 17:48:41 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1137

アリルズプロジェクト15人全員によるワンマンライブの開催が決定しました!

イベント詳細は今後の発表をお待ちください。

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12月27日(水)24時30分~「絆のアリル特別編!アリルズプロジェクト予習&復習SP」放送決定! https://kizunanoallele.com/news/1130/ Wed, 20 Dec 2023 16:13:40 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1130
「絆のアリル特別編!アリルズプロジェクト予習&復習SP」
が12月27日(水)24時30分より放送!


「絆のアリル」はまだまだ終わらない!次週27日の特別編もどうぞお見逃しなく!

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12月22日(金)0時よりPathTLive新曲「KIZUNA」がリリース! https://kizunanoallele.com/news/1128/ Wed, 20 Dec 2023 15:40:41 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1128 12月22日 0時より、「絆のアリル」でPathTLiveが披露した新曲「KIZUNA」がリリースされます!YouTubeではMusic Videoも公開!

各種配信プラットフォームはこちら↓
https://linkco.re/XeMx5dEu

是非チェックしてみて下さい!

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第4回 絆のアリルクリエイターズインタビュー “作画編” https://kizunanoallele.com/news/1115/ Wed, 20 Dec 2023 14:00:00 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1115

第4回 キャラクターの設計から彼女たちが生まれるまで(作画編)

『絆のアリル』スタッフ陣による座談会企画。第4回は、キャラクター設計からどのようにデザインや作画を起こしていったのか。具体的なポイントもあげながら語っていただいた。

<参加者>

駒屋健一郎(監督)

朝香 栞(キャラクターデザイン、総作画監督)

森田 二惟奈(キャラクターデザイン、総作画監督)

髙橋瑞紀(総作画監督)

朝香

キャラクターデザインのそれぞれの担当を説明すると、私は主要ユニットではPathTLiveとVICONIC、そのほかにキズナアイちゃん、オーリス学園長とエイダも担当しています。先に私が彼女たちのデザインを固めて、それを森田さんに反映してもらいました。

森田

私はBRT5と3DM8。ほかに話数ごとのゲストキャラクターをほぼ私が、メインキャラクターの家族は朝香さんがやっています。あと、PathTLiveの中で、唯一“まるまる”のデザインは私が1から起こしています。

髙橋

私はおふたりのキャラクターデザインが決まってから、作画の作業に入った感じですね。

朝香

その分担で、まずはPathTLiveのミラクとクオンを先にデザインして、そこで結構揉みました。2人が決まってからは比較的サクサクのイメージだったと思います。

駒屋

そうですね。キャラクター原案にはなかった男のクオンやまるまるは何パターンか出してもらいましたが、そのほかは最初に描いていただいたものが自分のイメージと近かったですし、メーカーさんの評価も基本的に問題がなくて。少し修正することはありましたが、難産ではなかったです。

朝香

例えば、「可愛い」というテーマだとしても、自分が思う可愛いと担当者が思う可愛いのベクトルが違うことってあるじゃないですか。でも、ありがたいことに今回は結構合致していて、自分が提出したデザインに対してすぐに返事がくる感じでした。

森田

私も原案があったキャラクターについては、スッといった感じです。ただ、その話数に登場するゲストキャラクターのデザインに関しては、パターン出しが課題でした。ゲストとはいえ、世に出る以上は視聴者にちょっとでも印象が残るキャラクターにしたい、手を抜きたくないって気持ちがありましたので。

朝香

モブキャラは数がめちゃくちゃ多かったですからね。

森田 そうなんです。2クールの中で結構な数のキャラクターが登場しています。楽しくやりつつもすごく勉強になりました。

朝香

全体的なデザインのポイントとしては、キャラクター原案をいただいたときに、手足がスラッとした“3D化したときにダンスが映えるようなモデル”だったんです。それをアニメとして作画する際には、描きやすさを重視して、頭身を少し下げました。それが一番のポイントですね。3Dとの差は出ちゃいますけど、割り切っていいと言われましたので、作画は作画としての可愛らしさを追求しています。

頭身を下げたとはいえ、可愛い女の子としてのシルエットはすごく気にしました。女の子としての繊細さ、華奢さ、柔らかい感じを意識しながら、PathTLiveの5人並べたときにしっくりくるように。1人だけでの可愛さもありますが、やっぱり5人並べたときに誰か浮かないか、ユニットとしてしっくりくるかも大事ですからね。「省略できるもの」「残しておくもの」を足し算引き算しながら、苦労して形にしていきました。

森田

PathTLiveのデザインが決まったら、それに合わせてほかのユニットのデザインをしていった感じですね。意識したのは、可愛らしさとともに、メンバーがみんな個性的で違ったキャラクター性を持っているので、それを“見た目で表現したい”ってことです。

朝香

そうですね。顔の印象が同じにならないように、ちょっと大袈裟に瞳の形を変えるとか、ここをもうちょっと誇張してみようとか、原案を見ながら相談を重ねていきました。輪郭やまつ毛のニュアンス、顔のパーツのバランスなどは、森倉先生の絵をたくさん見て参考にしています。『絆のアリル』に参加するより前から、森倉先生のことはすごく可愛い女の子を描かれる方という認識がありましたので、本当にたくさんの資料を参考にさせていただきました。

PathTLive

朝香

PathTLiveのメンバーについて、3形態あるクオンからお話します。女の子のアバターであるクオンは、髪のボリュームが最初の段階ではもう少しこどもっぽいボリューミーな感じでした。でも、もうちょっと大人っぽく、大人が見ても、中高生の女子が見ても可愛いと思えるデザインにして欲しいと言われて。少しボリュームを抑えて、シルエットの重さ(重心)を下の方に移動しています。

男の子の方はとにかくイケメンで、陰のある王子様系、といったオーダーがあり、修正を重ねながらデザインしました。男のクオンやまるまるがどういう風に喋り、どういう風に動くのかはこの時点ではわからなかったので、ワクワクしていたんです。そうしたら、まるまるが敵に投げられるとか結構面白い使われ方をしていて(笑)。中身は「イケメンで」とオーダーされたあの人だよな……? と思って、すごく印象深いキャラクターになりました。

森田

まるまるに関しては、土台は最初に決まったのですが、細かな部分は原案側とのやり取りを重ねてあの形に固まりました。黄緑色の服のようなものがない、白い中身だけの案もあったんですよ。簡単な形とはいえ、マスコットとしての可愛さにこだわってデザインしています。それがアニメで動き、さらにグッズ化までしていただいたのは初めての経験でしたので、とてもいい思い出になりました。お気に入りのキャラクターです。

駒屋

本当にバランス良くまとめていただきました。まるまるは名前が先に決まっていたので、名前に合う可愛いキャラクターになったと思います。

朝香

クリスは表情の出し方が難しかったです。全身や正面の顔はすぐに決まったのですが、アニメではキャラごとに「ここまでの表情なら、やらせて大丈夫です」といったガイドラインになる、“表情集”を作る作業があるんです。まだ最後まで物語が固まっていない段階でしたので、どこまでやっていいのか結構やり取りしましたね。

駒屋

設定上は、満面の笑みといいますか、MAXで笑ったときの絵も必要ですからね。そういった表情も描いてもらいました。

朝香

それで言うと、ノエルは“上品だけどちょっとツンデレ気質で、お姉ちゃんっぽくて、でも可愛いところもあるキャラ”ですよね。なので、表情集では「おほほほ」みたいな上品な笑顔よりも、高校生が年相応にはしゃいでいる感じで好き勝手に描いてみたらOKをもらえました。家族絡みのこともあって、どうしても高飛車に見られがちなキャラですけど、私としては普通の女の子として描きたかったんです。

駒屋 ノエルは割と感情的なキャラで、ファーストシーズンの終盤ではミラクのために泣くこともありますから、そのぐらいがちょうど良かったんですよね。

朝香

ありがとうございます。クオンもちょっと男の子っぽい笑い方を表情集に入れたら、いいですねと言っていただきました。リズは頭脳派で、クールで、なんでも知っていて、ちょっとパーフェクト人間みたいなイメージがあります。でも、白い歯を見せて笑うような、ちょっとやんちゃで幼い一面がみえる砕けた笑顔も忍ばせて提出したら、これも結構いいと言っていただきました。オーダーに沿って描くのはもちろんですけど、こちらから提案してものを採用してもらうこともあったのが嬉しかったです。

そういう意味では、ミラクは私がいままでキャラクターデザインさせていただいた中で、一番“どんな顔を描いてもいい”タイプのキャラクターでした。なので、表情集には「ギャグ顔の参考」も描いたんですよ。本当に女の子でこんな顔を描いたことない、ってところまでやって良かったので、楽しかったですし、より愛着が湧きました。

駒屋

ミラクは最初そこまで細かなことは話さずに、朝香さんからあがってきたものに対して「もうちょっとこんな感じ」とメーカーのチェックが入る感じでしたね。それに、お腹が見えていたので、そこをどうするかは気を使ってデザインしています。このような感じで、どのキャラクターもみんなで話し合いながら作り上げました。

BRT5、VICONIC、3DM8

森田

BRT5は原案を見たときから、個人的にめちゃくちゃ好みのラインナップが揃っているユニットでした。なので、アニメ用にデザインを起こす作業も楽しくやらせていただきました。意識したのは、バラバラな個性の5人を、とにかくパッと見で差別化したい、ということです。

中でも印象的だったのはニスカですね。ニスカはボーイッシュで王子様のような、格好いい女性キャラ。私の中では、宝塚や男装の麗人のようなイメージ。女性であることを前面には出さず、かつイケメン、みたいないい塩梅になるようにこだわりました。具体的には、まつ毛やリップの感じですね。原案というかCGのニスカはリップが最初なかったのですが、「女性らしさを表現するために薄くはつけたいです」と意見を出させていただきました。ほかのキャラクターも含め、目力でも個性を出して、アニメ用にCGとはまた違った個性で差別化しています。

朝香

実は最初、VICONICも森田さんの担当だったんです。でも、キャラクター原案を見たら、VICONICにすごくキュンときてしまって(笑)。担当してもいいですか? と相談して、私がやることになりました。一目惚れしたユニットだったので気合が入りましたし、担当できて嬉しかったです。

森田

そうでしたね。そして、3DM8はどうやって差別化しようかいろいろ考えました。BRT5は個性がわかりやすかったですけど、3DM8はみんなクールな雰囲気というか、差別化するのが難しく感じたんです。原案がある以上、服装や髪型は固まっていますので、そうなると顔で差別化しないといけない。なので、目ですね。目で描き分けを意識することに落ち着きました。

よく見てもらうとわかりますが、3DM8の3人はみんな目の描き方を変えているんです。ゾーイは切れ長でぱっちりしている、ソフィアはぱっちり開いているけどクールに見えるように、ヒメナは三白眼とまではいかないですが瞳をほかの2人より小さくして、可愛くみせるために下まつ毛を長めに。そうやって原案の可愛らしさや格好良さは出しつつ、いい具合に差別化ができたかなと思っています。

朝香

ソフィアはほかの2人と唇も違いますよね?

森田

はい。ソフィアはセクシーさもありますから、唇の線をちょっと変えることで、大人のお姉さんっぽさを出しています。

朝香

瞳に関しては、キャラクターの顔が大きく映るカットや大切なシーン、盛り上がるシーンでは特別な瞳の見せ方をしています。瞳の描き込みの量を増やしてディテールアップし、さらに瞳の印象を強くしたらどうか、という提案を森田さんにいただいたので、その設定を追加したんです。

ある程度設定が固まった段階で急遽追加したのですが、撮影の皆さんに専用の処理をかけていただき、より目力のある、瞳に命が宿った表現にすることができました。描くこと自体はそれほど手間ではない工程でしたけど、それによって映像のクオリティがすごく上がったように見えましたし、素敵な可愛さが新たに表現できたと思って、森田さんには感謝しています。私はちょっと大雑把な性格をしていますので、そういう細々としたところを見落としがちなんですよ(笑)。

作画のこだわりと印象的なシーン

髙橋

作画に関しては、なるべくキャラクターデザインから外れないことを意識して描いていきました。ただ、『絆のアリル』は原作のないオリジナル作品ですから、手探りで進めたといいますか、最初はビクビクしながら描いていたんです。でも、褒めていただいたことで、途中からこれでいいんだと思えて、よりしっかり取り組めました。

思い出に残っているオーダーをあげるなら、第6話ですね。ミラクとノエルがいろいろあった話数ですけど、「ミラクを天使っぽく描いて欲しい」とのオーダーがあったんです。

森田

そこの2人が夕焼けの中でやり取りするシーンは、作画的にも本当に綺麗で、私も印象に残りましたね。私の家族にも作品を布教しているのですが、家族も第6話はめちゃくちゃ絵が綺麗で本当にいい回だったと言っていたんですよ。

朝香

髪の揺らし方もすごく綺麗ですよね。私もこういうことを取り入れたら女の子の柔らかい雰囲気や可愛らしさが表現できるんだろうなって、勉強になりました。

駒屋

髙橋さんが担当したところでいうと、第4話でクリスがアップになって髪がばっと揺れるところの表情もすごく良かったです。

クリスって仏頂面とまでは言わないですが、表情をつけるのが難しくて、前半は特にあまり表情が出ないキャラですからね。第4話は割と表情が出るようになってきて……というタイミングだったので、そこでクリスをとても魅力的に描いていただいて、本当にありがたかったです。

髙橋

ありがとうございます。確かに、クリスは表情があまりなくて難しかったですが、設定画にいろいろ注釈を書いていただいていたんですよ。「これは一番オーバーなときのリアクションです」とか。あまり表情がないキャラ、というのは制作スタッフみんなの共通認識でしたので、いろいろ確認をして進めていました。

駒屋

「こんなに笑っちゃって大丈夫ですか?」とかね。

朝香

クリスでいえば、第2話の“ほっぺにチュー”も良かったですね。作画やコンテを見て、うおっ!ってすごく目を惹かれました。近づくクリスにドキッとしましたし、その後のミラクもすごく可愛くて。ちょっとデフォルメチックな顔も可愛く描いてくださいましたよね。

オリジナル作品ですから、視聴者も『絆のアリル』はどういう系のアニメなのか最初はわからなかったと思うんです。でも、第2話で「こういうのもありなのか」と感じたでしょうし、そういう意味でも好きなシーンです。

森田

コミカルなシーンでは、第4話でミラクが普通なことに悩んで試行錯誤した配信をするところも印象的でした。いろいろな格好をしたり、でっかい「普通」って文字に潰されたり、コミカルに動く作画が本当に可愛くて。作画目線でも、可愛い女の子の動かし方でも勉強になりました。動きで可愛いって思わせるのはアニメーションならではですよね。

朝香

個人的には第7話も印象に残っています。第7話はバーチャルな世界でありつつゲームの世界に入るお話でしたから、ゲームの衣装を好き勝手描かせていただき、色彩設計さんが綺麗に色を付けてくださいました。PathTLiveはずっと同じ衣装を着ていましたから、味変みたいで新鮮な気持ちでしたね。まるまるもロビン・フッドみたいで可愛いかったです。

森田

そうですね。ファーストシーズンはPathTLiveがメインでしたから、たまにこういう回で色合いが変わると、描いている側としても楽しかったです。

セカンドシーズンだと、先ほど話したゾーイとサラの幼馴染のエピソードが印象に残っています。2人の幼少期のデザインも私が担当していたので、幼少期のゾーイとサラをいろいろ想像しながら描くのが楽しくて。こういう女の子と女の子の関係性はすごく好きなので、作画の面でも物語としても好きな回なんですよ。

朝香

セカンドシーズンは、各ユニットにスポットライトのあたる話数が用意されているのもいいですよね。

駒屋

ユニットを超えた個々の関わりもありますからね。そのあたりの掘り下げはできたと思います。

髙橋

各ユニットのキャラクターデザインは最初の頃から見せていただいていたので、セカンドシーズンでみんなが出てきて、作画でもいろいろなキャラクターを描けて楽しかったです。その中でも、個人的に特に印象に残っているのは第22話で、ソフィアが増殖するシーンですね。とにかくソフィアをたくさん描きました(笑)。

森田

あのシーンは面白かったですよね。終盤だと、最終話で本当にちょっとだけですがBRT5の新しい衣装が出てきますので、今後また描く機会があればいいなと思っています。

朝香

私もユニットの共通衣装を2パターン目、3パターン目、4パターン目と描けたら嬉しいですね。そのぐらい、キャラクターやユニットに愛着が湧きすぎています。

髙橋

ライブ衣装は基本的に3Dですけど、立って喋るときだけは作画で描きますからね。最初にデザインをいただいたときは量がすごく多くて大変だと思いましたけど、やってみたら楽しかったので、ライブの作画とかもできたら嬉しいです。

自分が描いた中では、セアの造形が好きなんですよ。X(旧Twitter)のカウントダウンイラストでこっそり描いたら、皆さんから「急にセアが来た!」と言われました(笑)。

朝香

私はリズを描くのが純粋に楽しかったですね。リズの目はまつ毛がバッサバサなので、ストレス発散になるぐらいの楽しさでした。

駒屋

リズは、第9話のラストでミラクに「友達になろう」と言うときの、あの笑顔がすごく良かったですね。それも含めて、どの話数もどのカットも皆さんがこだわりを持って描いてくれたのをすごく感じています。作品に関わったすべての人の思いが画面にしっかり出ていると思いますので、デザインや作画面でも隅々まで見ていただけたら嬉しいです。

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第3回 絆のアリルクリエイターズインタビュー “プロット・設定編” https://kizunanoallele.com/news/1084/ Wed, 20 Dec 2023 09:00:00 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1084 第3回 キャラクターの設計から彼女たちが生まれるまで (プロット、設定)

『絆のアリル』スタッフ陣による座談会企画。第3回はPathTLiveの5人がどのようにして誕生したのか、制作する上でのこだわりや苦労なども合わせて語っていただいた。

<参加者>

駒屋健一郎(監督)

赤尾でこ(シリーズ構成)

森倉円(キャラクター原案)

駒屋

PathTLiveの5人の誕生について、とのことですが、実は自分がお話をいただいた時点で「こういう女の子です」というキャラクターのデザインはなんとなくありまして。自分はそこから育てていった側というか、この子はこういうお話にしましょう、と考えていったんです。0から生み出したのは主に森倉さんや赤尾さんですので、おふたりがどういう思いでデザインして、キャラ付けしていったのかをお伺い出来たら嬉しいですね。

赤尾

スタートから話しますと、企画自体は2018年頃には始まっていました。そして、2019年の春頃からアイディアがまとまり始め詳細な企画を作り始めたと思います。

森倉

そうですね。私は企画書をもらってからPathTLiveの5人のビジュアルを作りました。

赤尾

細かな性格などは、2020年の年末に詰めていった感じです。

森倉

ただ、「キズナアイちゃんとは別の枠組みとして“ユニット”を作りたい」「共演することはあるかもしれない」といったお話は伺っていて。ダンスをやらせたいとか、もう少し頭身に変化を加えたい、といった話がありましたので、それに適したビジュアルを考えて詰めていく感じでした。企画書や発注書に書かれていたPathTLiveの5人の役割は今と違和感がないので、脚本をそのように作ってくださったのかなと思います。

赤尾 確かに、(最初に考えた時点で)それぞれの役割を持たせていて、そこから大きく変わってはいないです。

森倉

まず、ミラクは“主人公”という役割ですね。アイちゃんと一緒に活動するわけではないですが、絵的な意味でいえば、ミラクの位置にアイちゃんが来ても違和感がないようなイメージで作りました。ある意味、アイちゃんと似通っているというか、素直な主人公タイプであることは変えずに、見た目は全然違う感じにしたかったんです。ほかの4人はアイちゃんと被らないようにと考えていたので、身長などの収まり感も2人(キズナアイとミラク)は似ているかなと思います。

赤尾

私はもともと、あまり色がついていなくて、周りの子たちに影響を受けて成長していく主人公が好きなので、大雑把にいえばミラクもそういうふうに設定しました。それを基準にして、ほかの子たちがミラクにどういう影響を与えるのかを考えていった感じですね。メンバー全員にまず王道の性格をつけて、例えばクリスは過去になにがあってこうなったのか……などと、どんどん肉付けしていきました。

森倉

それを聞くと、私は赤尾さんと趣味が似ているなと思います。私も主人公はそうやって成長していくタイプが一番魅力的だと思っているので、最初の段階ではあまり固めたくなかったんですよね。基本はナチュラルだけど、格好いい子と一緒にいても似合うし、緩い子といても似合う子。こう! とイメージをつけずに、どっちにもいける雰囲気にしました。

アイちゃんは見た目が結構女の子っぽいイメージですけど、ミラクはメンズ服を着てもいけるし、現代っぽい感じがあっても楽しそうだなって。だから、髪型は顔周りをちょっと短くしたり、それだけだと面白くないから少し付け足したり。アイちゃんに憧れているとのことだったので、憧れを表現するためにピンクのメッシュを入れて。見た目で中身がわかりやすい子にしたいなと思って描いています。

駒屋

ミラクの成長については、自分もどう見せていくか悩んだ部分ですね。やっぱり主人公ですから、ミラクが魅力的に見えないといけないし、いろいろな苦難を乗り越えて成長していかなきゃいけない。ファーストシーズンの第10話では、ミラクがすごく落ち込んで、みんなと離れてしまいますよね。そこまでの積み上げや最後に着地するところへの流れを崩さないようにしつつ、ズガンと落ち込んでもらわなきゃいけない。ここはこだわったというか、みんなといろいろ話し合って考えたところでした。

森倉

ミラク以外の4人いっぺんに来たと記憶していますが、たしかリズから描き始めたと思います。逆に最後に考えたのがクオンですね。「ロングヘアの女の子」とのことでしたので、アイちゃんとは中身的にも絶対に被らないようにしました。

4人いっぺんに来て最初に考えたのは、「アイちゃんのDNAをどこかに入れたい」ということです。白ラインやメッシュを絶対どこかに入れる、という縛りを自分に設けて描き始めました。4人の出自はみんなバラバラなんじゃないか、といった可能性を秘めている子たちにしようとも思いました。さらに、2頭身ぐらいにギュッとされても、全員が似ていないようにしたい、色でわかるようにしたいとも考えて。「この子は色気がある」とか私の中で無理やり設定していたような気がします。

赤尾

最初がリズだったんですね。

森倉

そうです。リズは、普段あまり描く機会が少ない褐色のキャラクターにしたいと思い、やってみました。褐色の子が映えるビジュアルといいますか、小柄だけど格好かわいいみたいな、そういう自分の好みで描いた感じですね。

赤尾

私たちが原案を考えたときも、バーチャルの世界だから国籍も肌の色も髪の色も自由で、その人が好きな、テンションのあがるビジュアルだよね、って話があったんです。

森倉

どんな子にもそれぞれの良さがあるじゃないですか。目が細かろうと大きかろうと、どっちが上とかないし、その子にはその子の可愛さがある……といった感覚が私はあるので、この作品を見た人にも同じように感じて欲しいなって。普段は好みのタイプではなくても、この子はこの子で可愛い、好きになっちゃうと感じてくれたら嬉しいです。

そういう意味では、ミラク以外の4人だったら誰がリーダーとかはないですが、もし4人の真ん中にアイちゃんがいたとしたら、一番特徴がないように見えるけど、真ん中が似合いますよね。ミラクもそれと同じようにしたかったんです。一番ナチュラルだけど、主人公・真ん中が一番似合うようにするのが難しかったです。

赤尾

監督たちとシナリオの会議をしているときも、ミラクが一番地味に見えていましたよね。

駒屋

そうですね。

森倉

外見よりも頑張っているところが一番の魅力になる、やっぱりミラクは主人公タイプだなと思います。ただ、誰がリーダーはないと言いましたが、4人の誰が中心なのかという感覚はあって。それはリズなんですよね。格好いいと可愛いを兼ね備えている子ですし、それもあってたぶんリズを最初に考え始めたんだろうなって思います。

駒屋

PathTLiveではリズはファーストシーズンの終わりかけで登場してきて、割と天才みたいなポジションですから、ほかの4人とどう馴染ませたらいいのかが結構難しくて。リズというキャラクターを見せつつ、PathTLiveにも溶け込ませないといけないところは苦労しましたね。

赤尾

難しさで言えば、森倉さんが最後に考えたと話していたクオンは一番難産でした。「この子はどういうつもりでバーチャルアーティストをやっているんだろう?」という疑問がずっとあって。シナリオを作っているときも、「クオンはどういうつもりで温室にいるんだろう?」「そもそも、この温室はなんだ?」となりました(笑)。

全キャラそうですが、特にクオンはリアルとバーチャルでいろんなことが違っていて。実際の人間の感情も矛盾だらけではあると思います。でも、矛盾が多すぎて変なところで引っかかってしまわないように、しっかり整理整頓しながらやらないといけなかったのが、クオンでしたね。

駒屋

キャラクターを見せていく中でどういうお話がいいか、こういうときにこの子はどうするのか、そういったことを考えたわけですが、クオンは見た目も3パターンありますから難しかったです。

温室に関しては、もともとクオンは格好良くて周りの女の子からキャーキャー騒がれてしまうので、隠れるために誰も来ない温室によくいるようになりました。バーチャルでも、誰も入れない自分だけの空間を作って閉じこもっていたんですけど、アイちゃんの導きもあってミラクがどんどん入っていったんです。そのあたりは、赤尾さんと話しながら決めていきましたよね。

赤尾

そうですね。

駒屋

リズとクオンは登場が遅かったのもあって、ファーストシーズンは途中までミラク、ノエル、クリスの3人で進んでいきましたが、その中で物語に一番動きがあり、個人的にも思い入れが強いのはノエルですね。ノエルはバーチャルアーティスト一家ということで、家族との問題をどう描いたら彼女の魅力を出せるか、ライターの河口(友美)さんに家族構成とかも含めて何度も細かく書き直してもらいました。

クリスは淡々としているところがあるので、淡々としつつもどうやったら見ている人に可愛い、面白いと思ってもらえるか。それを考えながらやっていきましたね。

森倉

クリスは、デザインを作るときに「なんか喋らなそうだしあまりよくわからないけど魅力があるよね」といった立ち位置にしたいと思って描きました。アニメでも私が思っていたのと全然違和感がないです。

赤尾

そうですね。動きや表情で可愛く見せたいなと思ったので、匍匐前進をさせるとか、見ていて愛でられるキャラクターになるようにシナリオを作っていきましたから。それにしても、監督がノエルに思い入れがあるのは知らなくて。話を聞いてそうなんだと(笑)。

駒屋

ビジュアルはもちろん全員好きですけど、ノエルはキャラクターとしても大好きですし、こだわりというか、もっとも注文をつけたキャラクターなんです。家族との問題については、中学生や高校生ってノエルのような感じで周りが見えていないことってあるじゃないですか。家族が本当は優しい言葉をかけているのに、ちょっと勘違いしちゃっているところを上手く表現したい。それにはノエルが一番適していました。

森倉

ビジュアル的にバーチャルとの境目がないとしたら、なにに心を打たれるかな? と考えたら、結局はそういった葛藤とかだと思うんです。私自身、デザインするときに悩んでいたところでもあったので、アニメで深堀りしていただいたのがすごく嬉しくて。時を経て深みが増した感じがします。

赤尾

シナリオを考えていく中では、細かな設定を考えていなくて皆さんに突っ込まれることがあって。ノエルの話でも、こういう話を作りたいとぬるっと始めちゃって、母親の性格などはその時点では決めておらず、実はノエルの実家はこういう感じで、リビングにはトロフィーがいっぱいあって……といったことは後出しで決めて、イメージを共有していったんですよ。

BRT5とかセカンドシーズンで出てくるキャラクターたちも、本当にざっくりといつ出会ったのか、ぐらいしか決めずにシナリオを作っていったので、監督やライター陣にはめちゃくちゃなことをしていたなと反省しています。

森倉

そういうのって無意識に頭で考えながら進めると思うんですけど、言語化するタイミングってすごく難しいですよね。

赤尾

そうなんですよ。

森倉

例えば、クリスが短パンなのは無意識で描いていて、その裏にはたぶん私の妄想がかなり入っていると思うんです。でも、それを言語化するタイミングがなかったというか、そこまで私が決めちゃうのはヤバいと思って、あまり意識しないようにしていました。ストーリーを膨らませるにあたっては、それも共有できたほうが便利だったろうなと思います。

赤尾

文字資料を出せと(笑)。

森倉

たぶん、無意識でやっているから、あとから言葉にしようとしても、本人が一番わからないんですよね(笑)。

赤尾

脳内では、なんとなくこういう喋り方なんだよな、というのはあるんですけどね。ニスカとかも、私の脳内では「こういうことは言うけど、こういうことは言わない」って線引きがあるけど、資料化してないから「え? どうしてこれは言うのにこれは言わないの?」となっちゃうこともありました。

森倉

逆に、アニメで見たPathTLiveのメンバーはそんなに違和感がなくて、私の妄想とリンクした嬉しさがありましたね。ノエルとか身体的にとても恵まれているけど、こういう子に限って悩んでいることはあるよな……と思っていたので、解釈が一致しているというか、腑に落ちる感じがしました。

なんというか、嘘っぽくないんですよね。見た目的には現実にない髪の色とかになっていますけど、依頼内容に「見た目は二次元だけど、現実にいる感じにして欲しい」とあって。私からは見た目しかお渡ししていないのに、そういう苦悩があってこそだよなとか、現実にいるように感じられたのはすごく嬉しかったです。

赤尾

キャラ設定を作るときには、『とりあえず欲しかったもの』と『本当に欲しかったもの』を書く欄があったんですよ。生きている人間が持っているような、『表面的な部分』と『深層の部分』を最初から考えておこうと。物語を着地させて行く中でも、それがブレないようにキャラクターの人生を進ませていったのが良かったんだと思います。

駒屋

そうですね。

赤尾

こういう場で喋っている私と家族と喋っている私は違うじゃないですか。そういうリアルさを「絆のアリル」のバーチャルの世界とリアルの世界という2つの世界で表現するには、どういう性格付けをしたらいいのか。

ミラクのようにリアルとバーチャルがほぼほぼ一緒の子もいれば、クオンのように変わりたいって気持ちが出ている子もいる。バーチャルだったらもっとお姉さんっぽくしたいとか。夢や希望を叶えた子もいる。それにプラスして、リアルでの歴史とバーチャルでの歴史もあります。なので、1人のキャラクターに対して、すべてにおいて2つの物事を考えていきました。どうしてバーチャルではこんな感じなのか、もしかしたらリアルでは人と話すのが苦手だけど本当は人と関わりたいのかもしれない………などとみんなで相談して、固めていったんです。

森倉 すごいですね。私がデザインしたときには、性格を完全に決めて描くのは危険だと思って、ブレーキをかけていたんです。無意識で入ってはいると思いますが。でも、アニメでこんなに膨らませていただいて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

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第2回 絆のアリルクリエイターズインタビュー “音楽編” https://kizunanoallele.com/news/1085/ Wed, 20 Dec 2023 02:59:00 +0000 https://kizunanoallele.com/?post_type=news&p=1085

第2回 音楽について

『絆のアリル』スタッフ陣による座談会企画。第2回のテーマは音楽。アニメを彩る楽曲からアリルズプロジェクトのことまで、制作秘話を語っていただきました。

<参加者>

駒屋健一郎(監督)

赤尾でこ(シリーズ構成)

中島直人(プロデューサー)

吉田奏介(Alleles プロデューサー)

『絆のアリル』の楽曲

中島

『絆のアリル』はソロ曲だけでなくユニットで歌っていたり、グループを超えたキャラクター同士で組んで配信したりしています。テーマとしては、多彩な音楽、ユニットの楽曲を作っていこうと思っていました。

その中で、シナリオに応じてこのキャラ同士を歌わせたら面白いよね、と駒屋監督や赤尾さんたちとシナリオ会議の中で積み上げていきましたので、改めてそのあたりをお伺いできたらと思います。

赤尾

わかりました。シリーズ構成を考える上では、全体で何曲作ることができるのか、何話に1回ぐらい新曲を使えるのか、といったことを気にしていたのですが、ありがたいことに最初に聞いていたよりも多くの楽曲を作れることになったんです。これって珍しいんですよ。予算の都合もありますから、最初に聞いていたよりも減ることはよくあって……。

でも、『絆のアリル』はたくさん作って大丈夫という素敵な展開になりましたので、物語的に誰と誰を組み合わせたら面白いかを駒屋監督と相談しながら、結構自由に「ここで新曲」などと書いて、楽曲自体は作詞家さんや作曲家さんにお任せ、という形ですね。

駒屋

音楽プロデューサーと細かく楽曲の打ち合わせをしたというよりも、基本的にはシナリオを読んでいただいて、そこからイメージして作っていただきました。物語は最初から2期へと続く展開を考えていたので、どういうキャラが登場して、どういう楽曲がいいのかは、シナリオをじっくり読んで汲み取ってくださったのかなと思います。

実は、シナリオ会議の段階では、メンバーに出身の設定があって、その出身に即したの音楽のイメージもあったんです。途中から具体的な出身の設定はなくなりましたが、できあがった楽曲はその名残もある雰囲気になっていたので、なんとなくシナリオに浸透していたものが伝わったのかもしれないです。

赤尾

そうですね。

駒屋

それに、この作品は“キズナアイ”というすでに存在するキャラクターから端を発していますから、「繋がりたい」といったキーワードがあります。主人公であるミラクの成長を描きながら、曲としてのさまざまな表現を通して、「繋がりたいってなんだろう?」といったことや「絆」を表現してくださいました。

「SHININGi」

歌唱:PathTLive

作詞:和田アヤナ 作曲:岩見直明 編曲:津波幸平

中島

ファーストシーズンでは、やはり「SHININGi」の印象が強いですよね。

赤尾

この曲は、シナリオを考えていく途中で駒屋監督が「こういうイメージなんだよね」と最後に全員の歌詞を合わせるアイディアを出してくださったんです。そこが着地点なのかと納得して、シナリオを作っていきました。

当初は、単純にそれぞれのオリジナル曲があって、最後にPathTLive全員で気持ちをひとつにして歌うといった王道の感じだったのですが、そのアイディアをいただいてから、ミラクだったら歌詞にミラクのことばかりを入れて、全員が一緒に歌うときにひとつの歌詞になったらいいよね、となりました。作詞家さんへの無茶振りではありますが、そうやってお話を作っていこうと。

駒屋

曲数をたくさん使った方が視聴者は楽しいかな……? とも思いましたけど、「繋がり」を表現するにあたっては、別々で歌っていたものがひとつになるのは、すごくしっくりきたんです。本読み(シナリオ会議)で話したら賛同いただけたので、これでいくことになりました。作詞家さんには大変な思いをさせてしまいましたが、各キャラクターをイメージした曲を5曲書いてもらい、その歌詞がひとつになって第12話で歌うという、いい形になったと思います。

中島

まとまりがあってすごくいい着地点だなと思いました。でも、監督もおっしゃっていたように、作詞家さんは本当に苦労されていて。最終的に5人で歌う曲がまずあって、各キャラクターに散りばめられていたフレーズを混ぜ込んで、と2段階でできている割と珍しい形ですよね。うまく意味が繋がるか、ちゃんとそのキャラクターの持ち味を出せているのか、そのキャラが歌っているパートにその歌詞がハマるのか……と苦労されていた記憶があります。

吉田

僕も、それぞれの楽曲はひとつひとつ完結していて、それを聴き比べた先に「SHININGi」を聴くとすごくカタルシスがあるというか、いいなって思いましたね。アリルズの方でもオリジナル曲を出していますが、ファーストシーズンはやっぱり「SHININGi」が核になっていると感じたので、「SHININGi」のアンサーソングになればいいなと思って「Be ”i”」を作りました。アリルズ自体がこの曲の影響をかなり受けているなと感じています。

ファーストシーズンオープニングテーマ

「mirAI wave!」

歌唱:PathTLive 作詞:辻純更 作曲・編曲:藤原彩豊

中島

ファーストシーズンのオープニングテーマは、最初は今の曲ではなく、幻のオープニングがありました。楽曲制作チームと結構ギリギリまで制作していて、皆さんにわがままを言わせていただきました。監督や赤尾さんには、絶対にいい曲に仕上げるのでこちらに任せてくださいと言って作った曲でもあります。

駒屋

そうですね。

中島

楽曲制作チームにはソニー・ミュージックさんに協力いただきまして、ガッツリとお力添えをいただきました。特に「mirAI wave!」は、シナリオを読みながら曲自体が最初のデモからすごく変わっていったんです。「この歌詞を入れたいよね」「この曲調を入れたい」などとギリギリまで調整してもらいまして、最後の2週間ぐらいはクリエイターさんに細かい部分のブラッシュアップに没頭していただきました。

アニメーション制作のWIT STUDIOさんからも「オープニング映像を作りたいので早く曲ををください」と言われていたのですけど、もうちょっと待ったらいいものができるから待って欲しいとお願いして待っていただけたんです。本当に嬉しかったですね。この曲とキズナアイが歌う「LINX」は、特にクリエイター側からの強い思いも受けて制作した楽曲ですね。

赤尾

「mirAI wave!」は私も印象的でした。挿入歌はいち視聴者として、毎週毎週「うわっ! すごい!」と思いながら見ていますが、「mirAI wave!」は曲が始まって青空の映像からバンとタイトルが出るじゃないですか。これだよ、こういうのが見たかったんだ! と第1話のオンエアを見たときに感じて。その印象がやっぱり強いです。

中島

そして、エンディングテーマの「寄花-Yosuga-」はこの作品っぽいですよね。普通のアーティストを使わないというコンセプトで、作品のバーチャル感を表すために、そちらに秀でた方として#kzn(歌唱特化型AI)さんに担当していただきました。作品的に「なりたい自分になる」「なにかに挑戦する」といったところを体現できている枠組みだったんじゃないかなと思います。

セカンドシーズンの楽曲

赤尾

セカンドシーズンは「この子とこの子が喧嘩をして仲直りするお話なので、こういう曲を2人に歌わせたい」とか「ライバルだった2人が近づくのでデュエットさせたい」とか、本当にシナリオありきで、ここで曲を使って大丈夫か許可をいただきつつ考えていきました。

シナリオが完成するまで待ってもらうことができるのか不安もありましたが、キャラクターが増えたこともあって好き勝手やらせてもらった感じでしたね。ソロ曲じゃない場合は作る難しさがあったでしょうけど、物語の中からできた曲であることはブレずにいけたと思います。

駒屋

ほかがみんな2人で歌っているのに、ノエルだけソロ曲なんですよね。第1回のインタビューでノエルにこだわったと話しましたが、この曲に関してもこんな感じにできないかと相談させてもらいました。

最初にあがってきた曲は明るめの曲だったんですよ。家族に向けての曲ですから、もうちょっとしっとりした感じや切なさがあった方がいいなと思って修正をお願いしたら、ものすごくいいものをいただけました。苦労はかけましたが、結果的に良かったなと思います。

中島

当時のメールを確認したら、監督は家族の思いについて、熱いメールを書かれていましたね(笑)。

駒屋

ほかのユニットも大好きですけど、ちょっと違うこだわりがノエルのお話や楽曲には出たかもしれないです。

赤尾

でも、シナリオを書いているときに想像力が足りなかったなと思うぐらい、そのほかの楽曲もみんなオシャレで。それに、ばんばんあがってくる楽曲を聴くと、いまの世の中は「Aメロ・Bメロ・サビ」って単純に作られていないんだと、改めて感じましたね(笑)。

セカンドシーズンの楽曲は、あがってくるたびにメロディに衝撃を受けていたので、そこにキャラクターの思いや物語に関する言葉をどうのせていくのか興味津々でしたし、「キャストの皆さんがこの曲を歌えるんだ! すごいな!」とも思いました。

中島

詳細はぜひご覧になっていただきたいですが、最終話に出てくる楽曲とその映像もぜひ注目してもらいたいです。締めくくりの集大成として格好いい方向でいくのか、可愛い方向でいくのか、方向性から議論しました。いろいろなデモの中から選ませていただいたので思い入れがありますし、CGチームもものすごいものを最後に作ってくださいました。たしか、予定よりも数ヶ月ぐらい遅れてましたよね?

駒屋

そうですね。最終的にすごくいいものが出来上がったんですけど、こだわりすぎちゃったかなと(笑)。

中島

なので、プロデューサーとしてはスケジュール的な意味でもドキドキしました。あと、キャストの話では、レコーディングでこだわりを持たれていた方も多くて、「自分はこれができるからやらせて欲しい」とか「もうワンパターン録らせて欲しい」とかおっしゃっていたんですよ。「喉の調子が悪いから、もう1日録らせて欲しい」と言ってきた人もいました。周りからすると全然いける感じでしたけど、そこは本人のこだわりなんでしょうね。そのぐらい一言一言に対してすごくこだわりを持った人たちに、歌を吹き込んでいただけたのも思い出のひとつです。

吉田

それでいうと、アリルズのレコーディングも本当に突き詰めてやるんですよ。時間はかかりますけど、絶対に納得するまでやめないというか。この作品はもともと声優をやられていた方もいれば、シンガーソングライターとして音楽活動をやられていた方もいて。歌のレベルの高さはアリルズの活動でもすごく感じますね。

「Dive into “i”」

歌唱:Alleles Project

作詞・作曲・編曲:藤井健太郎

吉田

アリルズのことでいうと、先ほど話に出た「mirAI wave!」はすごく記憶に残っています。メンバーにはめちゃくちゃ踊れるキャストさんもいましたが、まだ踊った経験がないキャストさんも結構いて、最初の頃は毎週スタジオに入って練習していたんです。本当に何回も何回も練習をして、スタッフも耳がタコになるぐらいこの曲を聴きながら、彼女たちが練習する姿を見ていました。そういう意味でも、この曲はアリルズにとっても大切な1曲ですね。

中島

アリルズの楽曲だと、たしか本編の挿入歌と同じ時期にレコーディングしたと思ますが、初めて15人で歌った「Dive into “i”」が印象に残っていますね。15人の歌声が重なるとこうなるんだと、自分の想像を超えていて、かなり贅沢な曲になったなと思いました。

吉田

この活動を通して僕らは何を伝えたいんだろう? それをしっかり持ってやっていきたいと思ったときに、まさに「Dive into “i”」はその答えだよね、とキャストさんとも話していました。

バーチャル世界にダイブした先にあるもう1人の自分と出会う――曲の中でも描かれているのですが、まさにアリルズがそうだなって。普通のVTuberとアリルズが違うのは、アニメ連動プロジェクトとして、キャストさんがもう世の中に出ている状態でやっている、ということなんです。普通はそういうことは珍しいので、アリルズはアリルズのバーチャルを定義する必要がありました。「キャラクターを演じるってなんだろう?」と思ったときの答えが「もう1人の自分に出会う」ことだと、この曲が教えてくれたと思っています。

リアルではおとなしめのキャストさんが、バーチャル世界に入った瞬間、すごく陽気になったり全然違うキャラクターになったりするんです。それって、キャストさん目線だとキャラクターに引き上げられているというか、キャラクターに引っ張られて自分の表現の幅が広がっていると思っていて。「Dive into “i”」はこのプロジェクトがそういう方向性でやっていくことを示した曲でもあります。

セカンドシーズンオープニングテーマ

「Perfect World!!」

歌唱:PathTLive

作詞:Eri Osanai 作曲:YUU for YOU、小久保祐希 編曲:YUU for YOU

中島

「Perfect World!!」は、主題歌を担当した音楽プロデューサーがこの曲で行きたいんだろうなという想いが伝わってきてました。

どういうコンセプトなのか聞いたら、第1期よりも元気にしたいとおっしゃっていて。セカンドシーズンはPathTLiveが結成されたあとの話で、これから対バンというか、ほかのユニットメンバーとも向き合っていく中で、PathTLiveらしさを表現しながら、ファーストシーズンよりも明るくテンポのいい曲を作りたかったのだと思います。

駒屋

曲を聴いたとき、「mirAI wave!」は「mirAI wave!」で始まりの曲としてファーストシーズンのオープニングにふさわしかったですが、「Perfect World!!」は歌詞も曲調も本当にセカンドシーズンにちょうどいいと感じました。それに、そんなことはないかもしれないですが、「mirAI wave!」よりも「Perfect World!!」はキズナアイ感があると思ったんです。キズナアイ感がなにかは説明が難しいですけど……。

吉田

めちゃくちゃわかります。アイちゃんは、「自分の想像力や思いがあれば、このバーチャル世界では何にでもなれるんだよ!」と言い続けていたなと思っていて。そういったエッセンスは「Perfect World!!」を初めて聴いた時に感じました。

赤尾

私は、「Perfect World!!」の方が、自分のフィールドを持っている状態の子たちが歌うにふさわしい曲だなと感じましたね。歌詞もあまりふわふわしていない強い言葉が多く、PathTLiveとして繋がれる子たちができた、揺るぎない自信を持っている子たちにすごく似合う曲だなって。

中島

一方で、エンディングは大きく変えずに、よりキャッチーなものを作りましょうということで、「じゃんけんほい!」はすごく耳に残ることを意識して作っていただきました。そのほか、特に印象的なのをあげるなら、3DM8の曲とかでしょうか?

駒屋

3DM8の「Remortework」は物語的に「それぞれの個性が光る曲」ですから、それぞれのいいところを前面に押し出す感じがいいですよね。でも、個人的にはVICONICの「Ready Go」の印象も強いです。VICONICはシンクロ率、ジュアとセアがすごく仲良しで息がピッタリじゃないですか。なので、レコーディングにも立ち会わせていただいて、こういう内容なので2人の息を合わせたいと説明させていただきました。音楽プロデューサーからも細かく指示を出していただいたおかげで、完成した曲はシンクロ率が完璧で、すごくいい感じになったと思います。

それに、PathTLiveもBRT5も3DM8もミュージックビデオのようなイメージシーンがありますけど、VICONICは「この曲はイメージシーンを入れないで、2人が踊っているのだけで大丈夫だ」と、本当に歌と踊りだけで全部構成を作ったんです。それがまたすごかったなと思って。ほかがミュージックビデオを見ている感じなのに対して、VICONICはライブを見ているように感じました。見せ方によって印象が変わったと思えた曲ですね。

中島

『絆のアリル』には本当にたくさんの曲がありますから、皆さんの琴線にふれる好きな曲や、このキャラクターの歌声、このフレーズが好き、といったものがあると思います。作品とリンクしているのは大きな特徴ですが、本編と関係なく聴いていただいても、すごくいい曲が多いですし、その裏ではたくさんのスタッフが思いを重ね合わせて作っています。本編を通してでも、本編には出てこないアリルズの曲でも、皆さんの1曲を探してもらいたいですね。

駒屋

そうですね。先ほど話したPathTLive、VICONIC、BRT5、3DM8は曲も映像もすごいですけど、セカンドシーズンで流れるコラボ曲もぜひ聴いてもらいたいです。こちらはVTuberというかライブ感をより出したいなと思って、観客が映るような表現は一切なしにしました。歌に集中して欲しかったですし、振付師の方がすごくいい感じにつけてくれて。モーションキャプチャーで撮っているのですが、表情も含めて動きが可愛くできあがっていて、踊りも歌詞と上手くリンクしているので、そういったところも感じてもらえたら嬉しいです。

赤尾

本当にすごいですよね。私だけなのかもしれないけど、1回見ただけでは情報を処理できないことがいっぱい起こっているので、オンエアだけでなく、公式でアップしてくださっている映像とかもたくさん見て欲しいなと思います。

吉田

僕は、歌っているキャストさんに注目して楽しんでいただくのもいいと思うんです。先ほども話したように、いろいろな出自の人がいるのがやっぱり面白いと思っていて。アイドルをやっていて声優にチャレンジしている人、シンガーソングライターをされている人、インターネットで歌い手として活動されている人……そういう人たちが、普段の活動とは違うチャレンジしていると、よく話していたんですね。普段の活動からさらに幅が広がるというか、1人1人がすごい思いや努力で楽曲に臨んでいる背景も含めて楽しんでいただけたら、また違った見え方があると思います。アリルズは絶賛活動していますので、応援よろしくお願いします。

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